ねぇ、覚えてるかな?
俺がまだ…貴方の傍に居た頃の事。
貴方の瞳はいつも優しく
俺を見守っていてくれていた事。
あの頃の思い出が
セピア掛かった写真の様におぼろげで
時々胸が張り裂けそうな位
辛く、切なくなるんだ。
貴方に会えたら…
この苦しみから解放されるのかな。
それとも…
また新たな『苦しみ』が待つだけかな?
ねぇ…。
今更だけど、こんな事言うのは可笑しいかな?
虫が良過ぎる話。
でも…俺、
時々とても
逃げ出したくなるんだ。
未来が、判っているから。