「今回は鳩村と北条抜きで？ 変則的なメンバーだよな」
「ハトさんとジョーが居ると色々と話し難い人も居るんでね。
今回は僕がこのメンツを呼んだんだ」
「お世話掛けます、一兵さん…」
「気にしない、気にしない（微笑）」
「俺は全然気にしないんだけどさ。一兵が言うには、ねぇ…」
「アウト要因は今回誰だ？ 鳩村か？」
「その通り。NG要因はハトさんです」
「うわ、オブラート無く言い切りやがった（汗）！」
「今一番怖いのは平尾 一兵さんですから…」
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お題・1 軍団の分裂状態について
「何かさ、今は鳩村派と北条派に分かれてるのか？」
「正しくは『ハトさん派と班長派』だけどね」
「それに、鳩村派って言ってもハトに味方してる立場なのは実質的にコウだけだ」
「僕は一応、中立です」
「分裂じゃねぇじゃん。鳩村がロンリーになってるだけじゃん」
「いや、別に抗争になってる訳でも無いし…（滝汗）」
「当たり前だ！ 刑事が仲間内で抗争やっててどうするっ！！」
「ハトさんのストレスが限界超えちゃったからね…。
まぁ…原因は色々と有るんだけどさ」
「ハトが何を一人で焦ってるのかは知らんがな。
本当に余裕が無いから人の話も満足に聞けねぇんだよ」
「山県がフォローに回らないんだから余程アレだな…」
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お題・2 鳩村を追い詰めている『もの』とは？
「で、結局そのストレスの原因って…何か判ってるのか？」
「本人が何も言わんから憶測にしか過ぎんが、或る程度は掴めてる」
「流石は相棒をやってただけの事はある」
「褒めても何も出せんぞ」
「…要らんわ（溜息）」
「将来的にハトさんが軍団を率いていく事にはなると思うんだ。
けど、どうも本人が半分それを承知していないみたいでね」
「半分？ じゃあ、半分は承知してるんだ」
「承知していると言うよりも、自分には否応無くって感じに思えて…」
「でも結局は先程の山県が言う様に『憶測』の域を超えないんだよな」
「そうだね。ハトさんが本音を明かしてくれた訳じゃないから」
「本音も言えないって…。じゃあ、アイツにとっての『仲間』って何だよ？」
「さぁな。拒絶されたままじゃ、此方からは手を差し出す事も出来ん」
「……」
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お題・3 小鳥遊班長の思惑について
「確か課長は将来的にハトを推薦してたんだよな。班長も？」
「うん。それは僕も確認してる」
「周りのお膳立ては出来てるんだよ。後は本人次第」
「…あの、もしハトさんが後任を拒んだら…？」
「後釜は他にも居るよ。ソイツが承諾すれば済む話だ」
「お前等が其処まで言えるって事はだ。後釜とも話が出来てるって事か」
「正直に言えば、その後釜さんがハトさんを推薦したんだよね」
「それ…自分は初耳です」
「だろうね。僕も口止めされてたから。
ハトさんを変に刺激したくなかったんだってさ」
「班長は大門軍団の看板を独り占めする気なんて全然無さそうだもんな。
前任達は酷かったらしいが、其処からしてタイプが違う訳だし」
「班長の人となりを知ればな、俺も反抗心が失せちまったよ。
だけどさ、ハトだけは未だに根強く残ってるんだ」
「何で？」
「う～ん…。俺も其処までは解らん」
「一兵さんはご存知ですか？」
「多分ね、ジョーと仲が良いからなんだろうと思う」
「え？ まさかそれだけで？」
「説明が難しいんだけど、複雑なんだよ。特にあの2人になると」
「だから今回、あの2人を参加させたく無かったって訳だ。納得したぜ」
「その内の1人は今現在、行方不明なんだが…（汗）」
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お題・4 北条の消息
「北条がずっと行方を晦ませてるんだろう？ 拉致か？」
「どうやらその可能性が濃厚だな。誰が拉致したのかは全く判らんが」
「班長の依頼で情報収集してた矢先なんだよね」
「どんな依頼？ 事件の裏を取りにだろう？」
「あぁ。七曲署に行った迄は足取りを掴めてる。其処から先が消えちまってるんだ」
「もう少し捜査の範囲を広げないと、だよね」
「範囲か。それは地図的な意味で？」
「…兄貴、それ。凄く良いヒントになるかも！」
「え？」
「どう云う意味だ？」
「成程。平面的な捜査からもう少し範囲を、それこそ時間も見直して！」
「班長が言ってたんですよ。『過去を洗い直せ』って」
「流石は班長！」
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お題・5 本年の抱負をどうぞ！
「先ずは今の事件の解決だな」
「勿論。事件はそれだけじゃないからね」
「ハトさんとジョー先輩の件も、出来れば解決して欲しいですね」
「抱負が一杯だな、今年も（汗）」
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「大事件の渦中で色々と大変な中、話してくれてありがとうな。
一日でも早く事件が無事に解決するよう、俺も願ってるから！」