この仮面を付ける事で…少しは心の痛みを忘れられるだろうか。
自分の正体を隠す為に付ける仮面。
そして…シャドーナイツの一員として動く為の。
落ちぶれたもんだな。
あの大会で優勝していれば。
或いは親父が居てくれれば。
こんな事には……。
止めようか。
今更ながらみっともなくなる。
此処で己の運命を恨んでもどうしようもない。
もう、どうしようもない…。
傭兵家業の方が幸せだったかもな。
確かに俺には大金が必要だ。
誰よりもカレンの為に。
アイツの幸せの為に、この手を血で汚しても。
…それが俺の本心か?
違う。
この仮面で封じ込んでいるだけだ。
俺の本当の思いは…。
だが、その気持ちも表に出す事はないだろう。
シャドーナイツ。
国の誉れ、インペリアルナイツの陰に隠れて
暗躍する…名も無き猛者共の集い。
カレン、お前の笑顔を…もう目にする事はないんだろうな。 |