No. 074:Evolutionstheorie【博物館】

切な系100のお題

研究所の一角。
其処にはパラサイダーの標本が
数多く展示されている。
さながら博物館の様である。

眺めるだけで
パラサイダーの多岐にわたる進化が
手に取る様に分かる。

「生きる為。
 様々な生物が己自身を
 進化させ続けてきた。
 パラサイダーも又
 生き残る為に
 己を進化させ続けている」

それが果たして
この惑星ほしの為になるのか。
もし、破滅に向かっているだけなのだとしたら。

「決断を下すのは私ではない。
 この惑星自身だ。
 …そうだよな、フュンフ?」

亡き妻に語り掛けるも
彼以外存在しないこの空間では
ソリティアの声だけが虚しく響くのみ。

「そう。間も無く判明する。
 【未来】が」

それでもソリティアは
笑みを浮かべ、こう呟いたのだった。
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