研究所の一角。
其処にはパラサイダーの標本が
数多く展示されている。
さながら博物館の様である。
眺めるだけで
パラサイダーの多岐にわたる進化が
手に取る様に分かる。
「生きる為。
様々な生物が己自身を
進化させ続けてきた。
パラサイダーも又
生き残る為に
己を進化させ続けている」
それが果たして
この惑星の為になるのか。
もし、破滅に向かっているだけなのだとしたら。
「決断を下すのは私ではない。
この惑星自身だ。
…そうだよな、フュンフ?」
亡き妻に語り掛けるも
彼以外存在しないこの空間では
ソリティアの声だけが虚しく響くのみ。
「そう。間も無く判明する。
【未来】が」
それでもソリティアは
笑みを浮かべ、こう呟いたのだった。