第7回 懇親会Vol.3(平尾北条立花

DJブース出張編

「久々のDJブースは第7回目ですよ!
 今回はAct.5-5以降のネタだって言うからね。
 予習・復習はバッチリかい?」
「お前は教育番組のお兄さんか?」
「お、言うようになったな ムッツリスケベ!」
「…明日から表、歩けなくしてやっても良いんだぜ(邪笑)?」
「せ、先輩…。兄貴のは冗談ですから落ち着いて……(汗)」
「(スッカリ昔の悪い癖まで戻ったみたいだな)」

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お題・1 「東京版・切り裂きジャック」事件について

「半死半生。何かコメントは?」
「…皆には迷惑を掛けて悪かったと思ってる。
 でも事件は無事に解決されたし、良かったよな」

「先輩はその後、失神してましたから良いですけど…。
 後始末…大変だったんですからね!」

「本当だよねぇ…。
 班長も何やら本庁に呼ばれてたみたいだし」

「何か遭ったの?」
「当時FBIが追ってた事件の犯人の中に、今回の事件の犯人が居たらしいんだ。
 内容が内容だけに、担当していた東部署には荷が重かったよね」

「世界的な事件だったんだなぁ…。
 俺は新聞で事を知って、少し吃驚したよ」
「デバガメカメラマンがまさか一味の顔を写真に収めちゃうとはね。
 偶然とは云え、とんでもない事件だったよ…」

「俺は、亨が全うな生き方を選んでくれて嬉しかったよ。
 下らない世界で埋もれて欲しくはなかったからな」

「…そうだね」
「現場を見た人間としては、
 もう二度とあんな無茶をしないで欲しいと思いました。
 命が幾つあっても足りないって、正にこの事だなぁ…って(溜息)」

「…済まん(苦笑)」

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お題・2 絆

「絆、ねぇ…」
「あぁ、それはジョーが一番解るんじゃないかな?」
「どうして?」
「別名『縁結び』って呼ばれてるからね」
「一兵さん…。俺、それは初耳」
「自分はハトさんから聞いた事有ったかな?」
「(鳩村の名前が出る度に苛々してしまいそうだ。堪えて堪えて…)
 で、コイツの何処が『縁結び』な訳?」
「この通りの性格だからね。
 行方不明者とかの情報を掴むと、探しに行っちゃうんだよ。
 意外と顔は広いから、向いてるのかも知れないけど」

「そう云う意味の縁結びだったのか」
「もう少しレベルアップして、僕の縁も結んで欲しいけどさ」
「…由美子さんとなら必要無いでしょう(苦笑)」
「ジョーッ(赤面&激怒)!!」
「こんなに怒ってる一兵さんを見るの、初めてかも…(汗)」
「貴重だな。拝んでおこう…(笑)」

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お題・3 小鳥遊班長について

「小鳥遊班長って、穏やかな人だよな」
「そうだね。怒った顔、見た事が無い」
「怒らない人なんじゃないの?」
「本人曰く怒りっぽいんだと。班長のインタビュー見てみ」
「あ、本当だ」
「あの人、演技するからね。
 見た事が無いってのも、仕方が無いかもな」

「何、ジョー。お前、班長が怒ってる顔、見た事有るの?」
「…まぁね」
「本当に『縁結び』のエピソード通りの奴だな。
 何で知ってるんだよ?」
「色々とさ。まぁ、口止めされてるから、これ以上の事は言わない」
「ジョーッ(怒)!!」
「(苦笑)」
「(コイツ、こんな笑い方するんだ…)」
「あぁ、そうだ。ジョーは知らないと思うけど。
 班長に日本酒勧めたら駄目だからね!」

「…どうしてですか、一兵さん?」
「そうか…。コウ君も知らないんだ」
「呑むと脱いじゃうんだ、あの紳士…(溜息)」
「…嘘っ?!」
「酒乱らしいのよ。だからね、絶対に駄目だよ」
「…因みに限界は何升?」
「ジョー、呑ませる気、満々みたいだね……(怒)」
「怖いもの見たさで(笑)」

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お題・4 年長組について

「じゃあ気を取り直しておっさん達の話」
「おっさん?」
「まぁ確かにおっさんだけどさ。
 もう少し労ってやろうよ(苦笑)」

「ジョー先輩。そっちの方が酷いですって」

「…で、鳩村はどうなの?」
「それはコウ君の方が詳しいんじゃない? ねぇ(邪笑)」
「……(平尾、いつかシメる)」
「ハトさんは…いつだって優しいですよね。
 自分はまだまだ半人前で、色々と迷惑掛けちゃうけど…
 それを『経験だから』と言ってくれるんですよ」

「コウの事は本当に気に入ってるからな」
「自分も、ハトさんのような男になりたいですね」
「それは止めた方が良い」
「珍しい話だが、俺も北条に同意する」
「? どうして?」
「ハトさんに関しては、ジョーも色々苦労してるからね。
 だからじゃない?」

「そうそう」
「でも僕は、龍が反対する理由の方が解らないなぁ〜(邪笑)」
「……(こ、コイツ……っ!!)」

「コホン! では話を変えてだ。
 今度はもう一人のおっさんを…」
「最年長のおっさんね(笑)」
「…ジョー先輩(溜息)」
「それこそジョー、頼むよ」
「何がですか、一兵さん? 貶す言葉なら出ますけど」
「照れ隠ししなくても良いから。ちゃんと褒めてあげなよ(邪笑)」
「褒めると調子に乗るから駄目だよ、大将は」
「そう言いながら、一番大将さんに親切ですよね。ジョー先輩(邪笑)?」
「眼科行けば? 二人共」
「お前のその切り返し方、山県そっくりだぞ…」
「気の所為じゃない? 龍もさ、疲れ溜まってるんだな」
「……北条君、顔が怖いよ(滝汗)?」
「俺、マッサージ得意だからさ。
 特別にサービスしてやるよ……(邪笑)」

「や〜め〜て〜〜〜〜〜っ!! ・゜・(ノД`)・゜・」

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お題・5 これからの「小鳥遊班」について

「なるようになっていくしかないだろうね」
「それをお前が言うか?」
「まぁ、俺がこんな事を言うのはおかしいかも知れないけど。
 犯罪者にとって俺達は未だに『大門軍団』の認識だから」

「そう…なんですよね……」
「コウ君…」
「功……」
「…何度も言ってると思うけどさ、コウ」
「…はい」
「大門 圭介の『心』を受け継ぐって事が『大門軍団』である事なんだ。
 それ以上でも、それ以下でもない」

「ジョー……」
「それが団長の遺志だ」
「直接、聞かれたんですか? その事を…」
「事有る毎にね」
「ジョーは団長と一番長い付き合いだったからね。
 それに、公私共に仲が良かったから」

「…そうだったのか?」
「うん。物凄く可愛がってたんだ、ジョーの事を」
「第2、第3の大門軍団の誕生をあの人は待ち望んでいた。
 小鳥遊班は正に『新生・大門軍団』なんだよ」

「そう云う事か。…成程な。大門団長、奥が深い人だよ」
「新たな大門軍団の団員。…その中の」
「勿論、お前も軍団員なんだから。その事だけは忘れるな」
「…はいっ!」
「(随分シッカリしてきたな、ジョーってば)」

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「大きな切っ掛けが北条に巡って来たって感じなんだろうかな。
 功じゃないが、本当に『人が変わった』様な感じすらするよ。
 平尾も頼もしい奴が帰って来たと喜んでいたし。
 後は…功、かな?」
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