No. 031:資料室【静か】


昔を見つめる為には
此処に篭らなければいけない事もある。

音の無い、暗い部屋。
そして…
蘇る、懐かしい記憶。

資料の中に残る、功績。

確かに、彼等は此処で生きている。
息吹を、感じる。

当時の様子が鮮明に思い出される。

文句を言いながらも笑顔で
必死に調書を仕上げてた姿。
積み上げられる吸殻を数え、
カップ麺を啜りながら
何日も掛けて書き上げた物もある。

事件に行き詰ると
足が自然とこの部屋に向く。

『団長』

そう、自分を呼ぶ声。

彼等が示してくれるのだ。
暗礁に乗り上げた時は、必ず。

今でも彼等は
『大門軍団』の一員として
事件解決の一手を担っていると云う事か。

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