No. 038:哀しき想い【染み】


ハンカチに残った染み。

返さなくても良いと断ったのに。
律儀に洗濯までして。
落ちなかった事を必死に詫びる姿。
謝る事など、何も無かった。

ただ1つだけ有るとすれば
お前が隠し続けていた『真実』だけ。

今も尚、思うのは
お前の余りにも哀しい優しさと
そうさせてしまった俺の不甲斐無さ。

Copyright(C)2009/08/08 Itsuki Morimoto All rights reserved. designed by flower&clover